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はじめに
わたしたちの生活で最も身近にある資格といっても過言ではない普通運転免許。免許を取り、車を運転できるようになれば、行きたいときに行きたいところへ簡単に行けるようになります。
まとまった時間が取れる夏休みや春休みは、学生にとって運転免許取得のチャンスです。

そもそも合宿免許とは?
通常、自動車学校を卒業するためには、自分で教習のスケジュールを組んで自動車学校に通わなければなりません。卒業のためには学科・技能合わせて50時間以上の教習を受ける必要があるので、卒業までには数か月かかります。
一方、合宿免許の場合は、自動車学校が組んだ最短スケジュールで教習を進めることができます。検定に1回で合格することができれば、約2週間で卒業可能です。教習の期間は、自動車学校が近隣に用意した宿舎やホテルに滞在することができるので、通学に時間がかかることもありません。そのため「長期休みの間に運転免許を取りたい!」という学生などにはおすすめの方法といえます。
合宿免許のメリットは?
合宿免許のメリットは以下の通りです。
- 短期間で卒業できる
- スケジュールが決まっているので、途中で通うのをやめてしまうことがない
- 自動車学校周辺の道路状況に合った運転を学べる
- 教習の空き時間に周辺の観光ができる
夏休みや春休みのシーズンは非常に自動車学校が混みあうので、通いの教習生は教習の予約が取れず、「本当は春休み中に取りたかったのに、卒業できなかった……」となってしまうことがあります。しかし、合宿の教習生は、あらかじめ学校がスケジュールを立てているので、予約が取れないという心配がありません。
また、「自分の住んでいる地域は雪があまり降らないが、雪道での運転を経験しておきたい」というような人にも合宿免許はおすすめです。助手席に指導員がいるうちに悪条件下での走行を経験することで、ドライバーとしての自信に繋がるはずです。
教習の空き時間には周辺の観光をすることができるので、普段は行かないような土地に足を運んでみるのもいいかもしれません。
合宿免許のデメリットは?
その一方で、合宿免許のデメリットは以下の通りです。
- 通いにくらべて費用がかかる
- 早めに予約しないと枠が埋まってしまう
- 短期間で技能を習得しなければならないので、かかるストレスが大きい
- 家から自動車学校までの移動に時間がかかる
初めてハンドルを握った状態から、2週間で公道を安全に走行できる状態まで上達しなければならないので、精神的な負荷が大きいのがデメリットです。
また、合宿免許は早めの予約が必要です。自動車学校にまとまった教習時間を確保してもらうことになるので、入校したい日の数か月前、遅くとも1か月前には予約サイトで申し込みをするようにしましょう。早めの予約だと費用が安く済むというメリットもありますよ。
合宿で入学するには、教習生の住所地が自動車学校から遠いことが条件になっています。そのため、移動にはどうしても時間がかかってしまいます。行き帰りの時間を考慮しながら、自動車学校を選ぶようにしましょう。
自動車学校を選ぼう!
では、いよいよ自動車学校選びです。
以下、選ぶときに注目して欲しいポイントを3つに絞りました。

【選ぶポイント1】取得したい免許
運転免許にはいくつかの種類があります。
中型や準中型、普通二輪などを取得したい場合は、その教習所が当該免許を扱っているかよく確認しましょう。
また、普通運転免許の中にも、オートマチック車のみ運転できる「AT限定」と、マニュアル車も運転できるものの2種類があります。これらは卒業のために必要な教習の内容が異なるので、注意が必要です。最近は、軽トラックなどもオートマチック車のものが増えてきています。そのため、よほど本格的な車に乗りたい方でなければ、AT限定で事足りるかと思います。
【選ぶポイント2】移動方法
合宿免許では、入校日は昼に自動車学校へ集合するのが一般的です。自動車学校が自宅から遠いと、前日からの移動を余儀なくされます。入校初日から技能教習が始まるので、移動の疲労がたまっていると教習に支障をきたすおそれがあります。体力に自信がある方は問題ありませんが、少しでも不安のある方は前泊したり、別の自動車学校を探したりすることをおすすめします。
合宿の場合、検定に合格できないと延泊することになってしまいます。帰るときの日程が柔軟に変更できそうか、乗換案内などで確かめておきましょう。
また、大荷物を持って移動することになるので、歩く時間が短めのルートを選ぶのが無難でしょう。
【選ぶポイント3】道路状況
教習中は助手席に指導員がいます。何かあったらアドバイスを求めたり、ブレーキ操作をしてもらったりすることができるので、安心して運転できます。実際に免許を取得したらこのような機会はありません。教習中にいろいろな状況下での運転を経験しておくとよいと思います。
わたしは、春休みを利用して合宿免許で新潟県に行きましたが、教習の8割が雨か雪の日でした。おかげさまで、何よりも先にワイパーの動かし方を覚えました。
また、学校によっては、必須となっている高速道路教習をシミュレーターのみで行うことがあります。高速道路の運転をやりたいという方はホームページ等や予約サイトで確認するようにしてください
【参考】自動車学校に入校してからの流れ
参考までに、自動車学校に入校してから免許を取得するまでの流れを示します。
- 入校説明:自動車学校での決まりや教習の受け方に関する注意を聞きます
- 視力検査・適性検査
- 第一段階の教習:学校内のコースでの技能練習と並行して、学科を受講します
(1週間後) - 修了検定:技能と学科の試験を受けます
(合格したら) - 仮免許交付
- 第二段階の教習:公道での練習を中心に、実践的な教習を受けます
- 卒業検定:技能の試験を受けます
(合格したら) - 卒業:卒業証明書を受け取ります
(後日、自分の住所地に戻ってから) - 学科試験:住所地の免許センターで学科試験を受験します
(合格したら) - 免許交付
おわりに
合宿免許では、2週間で一生モノの技能を身につけます。
どこで学ぶかをよく検討し、後悔のない経験が得られることを祈っています。
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